
今日は写真はエロ度高めですが、内容は真面目な話です。
今、あたしは人生の岐路に立たされている。
自分の今の環境に大きな不満があるわけではない。
でも、このまま一生をこの土地で終えるのはイヤだった。
若くて体力のあるうちに、自分の関心のある領域で業績を残したい。
その領域専門の研究所が首都圏にあり、年に何度か研修にも行っていた。
訪れるたびに「ここで仕事ができたらどんなに幸せだろう」という思いは強くなっていった。
それなのに、新しい環境に飛び込む勇気がどうしても出なかった。
今の職場で、あたしの職種は究極の人手不足。
あたしが抜けると、残された上司や同僚に多大なる迷惑をかけてしまう。
自分の都合だけで動くことで色々な人を傷つけてしまうのではないか。
恋人には相談していた。
彼はあたしをこの土地に引き留めるために、結婚という最終兵器を持ち出した。
一時はあたしもそれに乗って、夢を追うことをあきらめ、
彼の配偶者としてここに残る道を選びかけた。
年明けには婚姻届を出して、同居をはじめる予定になっていた。
しかし。
あれこれ準備をすすめるうちに細かい食い違いがたくさん出てきて…
彼の親もあたしの仕事になかなか理解を示してくれなかった。
今は一緒になっても不幸を生むだけになりそうだと考えて、
婚約はこちらから解消させていただいた。
その後も彼とのおつきあいは続いてはいるけれど、
この一連の流れを考えると、将来一緒になることは多分無理だろう。
こんな諸々のことで悩み続けること約6ヶ月。
答えは、ある日突然おりてきた。
今月はじめ。
出張先で一仕事終え、都内のホテルの部屋で窓の外を眺めていた。
高層ビルが林立して、繁華街のネオンが乱雑で卑猥な光を放っている。
その隙間を窮屈に流れている狭い道路に、溢れるように車が行き交っている。
あたしの住む田舎の平和な町とは、全然違った光景。
夜だというのに星がひとつも見えない。空気はにごっている。
忙しそうに、周りに関心などないかのようにたくさんの人が速足で歩いている。
「こんな殺伐とした都会で、自分は生きていけるのだろうか?」
「今のささやかな幸せを守りながら、今の暮らしを続けていけばいいのではないか?」
これまで何度となく繰り返されてきた自問自答。
でも、次の朝に目が覚めた瞬間、「やっぱり今しかない!」と思った。
なぜだかはわからないけれど、何か化学変化でも起こったみたいに
「どうしよう」から「行かなくちゃ!」に気持ちがすっかり変わって固まったのだ。
そしてあたしは決めた。
今の生活を捨て、やりたい領域で仕事をするために環境を変えることを。
この決断を、心の底からよかったと思える日がくるかもしれない。
もしかしたら、うまくいかなくて悔やむ結果になるのかもしれない。
どんな結果がまっていたとしても、その後始末は自分でしなくてはいけない。
自分で決めたことだから。
これから就職活動やら仕事の引継ぎやら引越しの準備やらで
超多忙な毎日が待っていることだろう。
一番大変なのは、退職の了解をもらう作業だと思う。
一応、自分にハッパをかけるためにここで決意表明してみた。
うまくいくことを祈ろう。