***maki loves you***

愚痴やノロケやセルフ画像のフキダマリ。

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一緒に過ごす夜
2006年01月26日 (木) 01:06 * 編集
手を伸ばせばすぐ届く距離に愛しい人がいて。
互いの体温や胸の鼓動を感じながら、ゆっくりと眠りにおちていく夜。

そして次の朝。
私の頭を優しく撫でて「いってきます」と家を出て行く彼を、
玄関で見送る瞬間。

幸せだな、って心から感じる。
そして。
一緒に時間を過ごせることのありがたさを
いつまでも忘れないようにしなくてはいけないな、と思う。



ときどき考える。

結婚なんて望んだりしないで
お互いの都合のいいとき会って
楽しいことだけ共有して
飽きたらお別れして次の相手を探して

…そんな選択肢だってあったのかな、って。

もし快楽だけを追求するのなら
きっとそうしたほうが都合がよかったし、お互いに楽だっただろう。




でも、かかる負担や背負い込むであろう苦労を全て承知のうえで

彼は私と残りの人生を共にしたいと言ってくれて
私もそれに応えたいと思った。
 


私たちが一緒になるには
クリアしなきゃいけない問題がまだまだたくさんあって

冷静に考えると頭の痛いことばっかりで。

それでも。
一緒に協力し合って、苦労をしていきたいと思う。
難航
2006年01月21日 (土) 16:56 * 編集
実際に籍を入れるのはまだまだ先になりそうです。
うちの両親が大反対してるので。

いくら両性の合意に基づいて云々とはいえ、
やはり祝福されて一緒になりたいですもん。

地道にがんばります。

終止符(7)
2006年01月11日 (水) 21:48 * 編集
景色の綺麗なところに車をとめた彼。

沈んでいく夕日を眺めながら、多くの言葉を交わした。
8年間の空白を、埋めようとでもするかのように。





高校生の頃、実家暮らしだった私には門限があった。
地平線の向こうに隠れていく太陽をみると
もうすぐ家に帰らなくてはいけないことを告げられているようで
寂しくてたまらない気持ちになったものだった。

でも今の私は。
24時間をどう使うか、全て自分の裁量で決められる大人になった。
時間の許す限り一緒にいたい。
隔てるものが何もない距離まで近づきたい。

…でも、それを望んでいるのは自分だけかもしれない。
相変わらずの彼のポーカーフェイスが恨めしかった。



あぁ、初めて彼に抱かれた日もこんな感じだったな。

ひとりで空回りしてる私と
そんな私を翻弄して楽しむ彼。






だんだんと、過去の記憶と現在の自分達の境界線が曖昧になっていくような
不思議な感覚にとらわれていった。

彼のほうでも、同じ気持ちになっていたのだろうか。

ふと沈黙が訪れた瞬間。
彼が、静かに私の手に触れた。

懐かしい感触に歓喜しながら
そっと握り返す。

指先でお互いの掌を探りあう。

たったこれだけのやりとりで、
はしたないほどに溢れさせている自分がいた。

悟られないようにしなくちゃ、って思えば思うほど
身体の奥がどんどん熱くなって
顔面も紅潮していく。



全て悟りきったような意地悪な顔で、
うつむく私の顔を覗き込む彼。

眼をあわせることすら恥ずかしくて
息をするのが精一杯で

眩暈がとまらなくなった。



自分の中で飼い殺していた猛獣が
急速な勢いで息を吹き返していくのを感じた。
終止符(6)
2006年01月05日 (木) 22:03 * 編集
彼との再会を予定していた日の、まさに前日。
突然のアクシデントが発生した。

親戚が急な病に倒れて入院した為に、
お見舞いがてら身の回りのお世話にいくことになったのだ。
約束の日は、病院にいかなくてはいけない…

彼にお詫びの電話を入れ、じゃあまたの機会に、ということにはなったものの

その後なかなかお互いの都合がかみあわず。
やっとお目にかかれたのは、それから3ヶ月もたってからだった。

どうなるかな、ってもの凄く緊張はしていたけれど。
実際顔をあわせてみたら、拍子抜けするくらい自然に会話が弾んだ。

彼の提案で、ふたりの生まれ故郷にある紅葉の名所に出かけることになった。
晩秋のもの寂しさを感じさせる風景の中で、私たちはたくさんの言葉を交わした。
(…というより、殆ど私ばっかりしゃべってましたけど。)

つきあっていた頃の他愛もない思い出話。
学生時代の勉強が大変だったこと。
引越しを決意した経緯や、今の仕事のこと。

未熟ながらも社会人としてそれなりの責務を果たしていられることを
彼は自分のことのように喜んでくれた。

それが何より嬉しかった。



車を走らせる彼の横顔は、
出会った頃とかわらず端正だったけど。

目じりには皺が
頭には白いものが増えていて

流れていった年月の長さを、改めて感じた。
年輪を重ねたぶんだけ、ますます魅力的な男性になっていた彼。

どうしようもなく欲情している自分を、私は抑えられなかった。

続きます。


終止符(5)
2006年01月04日 (水) 00:35 * 編集
会わないでいた間も、
年賀状や暑中見舞いのやりとりくらいは続いていた。
おそらく妻になった人の趣味であろう、写真入りの年賀状は
私の心を毎年大きく揺さぶった。

なんという残酷な仕打ちだろう。

「結婚しました」とにっこり微笑む彼と妻。
次の年には、そこに新しい家族が加わって。
毎年少しずつ、赤ちゃんから幼児、幼児から少女にかわっていく彼の娘さん。



極端な解釈、過激な表現をするならば。
この命を守るために、彼は私を切り捨てたのだ。

それは紛れもない事実。

彼や彼の家族には、幸せでいてほしかった。
そうでなければ、
私が流した涙や私が受けた傷が
あまりに無意味なものになってしまうから。




ところが。
8年ぶりに会った彼の口から出た言葉は、
あまりにも腑に落ちないものだった。


続きます。
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